No.3 諏訪神社(長崎市上西山町)の鳥居
■一の鳥居
・建立:1952年(昭和27年)4月28日
※「サンフランシスコ講和条約」を発効し、日本が国家としての全権を回復した日付
・種類:台輪鳥居
・材質:鉄筋コンクリート
・扁額:有「鎮西大社」
※扁額は青銅大鳥居のものが残っており、そのまま使用されている
・柱碑文(銘板)
右側柱:有
上銘板
講和記念
奉納 昭和弐拾七年四月弐拾八日
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下銘板
鎮西大社諏訪神社御鎮座三百九十年祭記念
昭和二十七年建立
諏訪神社一の鳥居改修工事
奉納 平成二十六年九月二十六日
株式会社 星野組
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左側柱:有
設計施工
合名会社 星野組
・備考
一の鳥居の場所には、かつて青銅大鳥居があった。(その頃のものと思われる古写真が「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」にあり。http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/target.php?id=5097)
- 1835年(天保6年)8月26日 - 青銅大鳥居が建立される。(天保二年の説もあり)
- 1874年(明治7年)8月 - 台風により、青銅大鳥居が倒壊する。(台風の凄まじさを物語る写真→http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/target.php?id=8082)
- 1893年(明治26年)6月11日 - 台風で倒壊した青銅大鳥居が再建される。(三菱造船所で鋳造)
- 1943年(昭和18年)- 青銅大鳥居が金属回収で撤去される。
※主にWikipediaより抜粋
1952年(昭和27年)4月28日- 現在の鳥居が建立される
※一の鳥居改修工事に伴う星野組の関連資料
■二の鳥居
・種類:台輪鳥居(肥前鳥居の流れを汲む)
・材質:石造(安山岩(風頭石と言われている))
・笠木/島木:3本継
・笠木:角柱/反り有/島木有
・備考:肥前鳥居の特徴が見られる(笠木・島木に継目、柱に継目、柱の最上部に台輪)
・柱碑文:無
・備考
1637年(寛永14年)8月には、当時の場所(現在の松森神社)に建立された。その後の社殿造営に伴い、1651年(慶安4年)に現在地へ遷された。
■三の鳥居
・建立:1877年(明治10年)3月
・種類:明神鳥居
・材質:石造(花崗岩)
・柱碑文
右側柱:有
(表)
明治十年丁丑(ひのとうし)三月吉辰
荒木伊三郎建之
・種類:台輪鳥居
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・種類:明神鳥居
(右側柱)
明治二年歳次己巳九月吉日
(読み違えの可能性あり)
(左側柱)
外國正官事役・・・